徒然なるままに欧州特許実務

ドイツで働く日本人弁理士が、欧州における特許実務に役立ちそうな情報を徒然なるままに書き記していきます。雑文・乱文にご容赦下さい。

2017年01月

欧州特許庁の審判部(Board of Appeal)の判例の検索には以下のURLからアクセス可能なデータベースが便利です。

https://www.epo.org/law-practice/case-law-appeals/advanced-search.html

出願人名、異議申立人名等だけでなく、論点となった条文、IPC分類およびキーワードでも判例を検索可能です。



欧州特許庁が作成しているINPADOCは各国のファミリー特許を検索するのに便利です。実際にINPADOCを用いてファミリー特許を調査されている方も多いかと思います。

しかしINPADOCは欧州特許の移行国を調べるのには適していません。 それというのもINPADOCにファミリー特許として表示されるのは公開された出願または特許だけだからです

一方、ロンドンアグリーメントのメンバー国をはじめとする多くのEPC加盟国では移行(有効化)された欧州特許が国内特許として別途公開されません。このため欧州特許の各国部分の大部分はINPADOCにファミリー特許として認識されません。したがってINPADOCのファミリー特許にEPC加盟国のファミリーを発見しなかったからといって安心はできません。

欧州特許の移行国を調べるには以前の記事でも説明したように欧州特許庁のRegisterでチェックするのが効率的です。



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