徒然なるままに欧州・ドイツ特許実務

ドイツで働く日本人弁理士が、欧州・ドイツ特許実務に役立ちそうな情報を徒然なるままに書き記していきます。雑文・乱文にご容赦下さい。

2012年10月


参考サイト:http://www.stmas.bayern.de

州名  in %
Skala X-Achse
Bayern Balken mit der Länge 35 Pixel 3,4
Baden-Württemberg Balken mit der Länge 39 Pixel 3,8
Rheinland-Pfalz Balken mit der Länge 51 Pixel 5,0
Hessen Balken mit der Länge 55 Pixel 5,5
Niedersachsen Balken mit der Länge 63 Pixel 6,2
Schleswig-Holstein Balken mit der Länge 65 Pixel 6,4
ドイツ平均
Balken mit der Länge 65 Pixel 6,5
Saarland Balken mit der Länge 67 Pixel 6,6
Hamburg Balken mit der Länge 72 Pixel 7,2
Nordrhein-Westfalen Balken mit der Länge 79 Pixel 7,8
Thüringen Balken mit der Länge 80 Pixel 8,0
Sachsen Balken mit der Länge 90 Pixel 8,8
Brandenburg Balken mit der Länge 94 Pixel 9,3
Sachsen-Anhalt Balken mit der Länge 107 Pixel 10,5
Mecklenburg-Vorp. Balken mit der Länge 108 Pixel 10,8
Bremen Balken mit der Länge 110 Pixel 11,0
Berlin Balken mit der Länge 118 Pixel 11,7

ドイツ語日本語間で英辞郎のようなサイトがあればよいのですが、需要の少なさからか、残念ながらお目にかかったことはありません。

そこでドイツ語日本語間で特許翻訳等の専門的な翻訳をする場合は、以下のドイツ語英語間のオンライン辞書を重宝しています。

・Leo:単語単位では充実していますが、熟語、言い回しについては弱いです。
dict.leo.org - Deutsch-Englisches Wörterbuch

・Linguee:熟語レベルの検索で重宝します。ドイツ語英語間だけでなく、スペイン語英語、フランス語英語の辞書もカバーしています。
http://www.linguee.de/deutsch-englisch/search

1.前提
・対応日本出願が存在すること
・対応日本出願がJPOにより特許可能と示された少なくとも一の請求項を有していること
・ドイツ特許庁において審査が着手されていないこと

2.手続的要件
・ドイツ出願の請求項は、日本出願の特許可能と示された請求項に十分に対応しているか、十分に対応するように補正されていること
申請書の提出 
・全てのオフィスアクションの写し及び翻訳文の提出
・対応日本出願の請求項の写し、および特許可能と示された補正後の請求項の写し、ならびにそれらの翻訳文の提出
・オフィスアクションで引用された特許文献以外の文献の提出

3.費用
・庁費用はかかりません。

4.効果
・要件が認められれば優先的に早期審査が実施される。

参考サイト:http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/pdf/japan_germany_highway/gpto_jpo.pdf

EPOおよびドイツでは、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム(物の発明において特許請求の範囲に製造方法が記載されている形式)においてはプロセス(製造方法)を除外して、新規性・進歩性の判断および権利範囲が認定されます。

したがって、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに記載されたプロセスとは異なるプロセスによって得られた同一物は、プロダクト・バイ・プロセス・クレームの新規性を否定する材料として用いられたり、権利侵害を構成したりします。

日本では、特定のプロダクト・バイ・プロセス・クレームの技術的範囲及び要旨認定方法に関して、クレームに記載されたプロセスによって得られた物に限定されるとする判決が出ていますが、EPOおよびドイツでは私が知る限りこのような取り扱いはありません。

すなわちEPOおよびドイツではプロダクト・バイ・プロセス・クレームにおいては無条件にプロセスを除外して発明が認定されます。

参考文献:EPO審査基準(Part F, Chapter IV-17)、Schulte


ドイツでは、出願人がEP出願と同一の優先権を主張して、同一の対象物について出願することが禁止されていません。このため、EP出願の指定国にドイツが含まれ、かつEP出願およびドイツ国内出願の両方に特許が付与された場合、合法的にダブルパテントが生じることがあります。

例:
日本出願A→優先権を主張してドイツ国内出願→特許
  ↓
優先権を主張してドイツを指定国としてEP出願→特許

この場合、ドイツ国内特許はどのように扱われるのでしょうか。

Gesetz über internationale Patentübereinkommen (InPatÜG)のArt.II、パラグラフ8は、ダブルパテントを避ける趣旨から、EP特許と同一の優先権を主張するドイツ出願について特許が付与された場合、ドイツ国内特許は、EP特許と重複する部分において効力を失う旨を規定しています。この規定のためEP特許とドイツ国内特許との間にはダブルパテントが存在しないことになっています。

さらに、事後的にEP特許が放棄、取り消し、訂正されることで当該ダブルパテント状態が解消されたとしても、ドイツ国内特許の効力が失われた部分は回復しません。

なお、ドイツ国内の実用新案権についてはこのような規定はありません。したがって、EP特許とドイツ実用新案権との間では合法的に権利範囲が重複し得ます。

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