徒然なるままに欧州特許実務

ドイツで働く日本人弁理士が、欧州における特許実務に役立ちそうな情報を徒然なるままに書き記していきます。雑文・乱文にご容赦下さい。

2012年09月


直接出願 PCT経由 合計
2005 48407 11731 60138
2006 48101 12409 60510
2007 48652 13062 61714
2008 49302 13023 62325
2009 47332 11507 58839
2010 47269 12166 59435
2011 46370 12627 58997

参考サイト:http://www.dpma.de/docs/service/veroeffentlichungen/jahresberichte/dpma-jahresbericht2011_barrierefrei.pdf

ドイツでは日本と同様に審査請求をしなければ実体的審査が開始されません。ドイツにおける審査請求は、以下の要件を有します(ドイツ特許法第44条)。

(1)時期的要件
出願から7年以内

(2)費用
350ユーロ(審査請求前に調査請求を行った場合は、150ユーロ)

(3)主体的要件
出願人および第三者

(4)効果
実体的審査が開始される。また、審査請求は取り下げることも可能なようですが、この場合であっても実体的審査は続行されるようです。

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2012年9月26日現在のドイツ特許の維持年金の額は以下のようになっています。

年次 金額(EUR)
3年 70
4年 70
5年 90
6年 130
7年 180
8年 240
9年 290
10年 350
11年 470
12年 620
13年 760
14年 910
15年 1060
16年 1230
17年 1410
18年 1590
19年 1760
20年 1940

年金額は法改正によって変動しますのでご注意下さい。

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EPC54条(3)
その出願の出願日が(2)にいう日の前であり,かつ,その日以後に公開された欧州特許出願の出願時の内容も技術水準を構成するものとみなされる。

ドイツ特許法第3条(2)
 更に,先の優先日を有する次の特許出願の内容であって,後の出願の優先日以後に初め
て公衆も利用に供されたものも,技術水準とみなされる。
1. ドイツ特許庁に最初になされた国内出願
2. 所轄当局に最初になされた欧州出願であって,その出願においてドイツ連邦共和国におけ
る保護が求められ,かつ,その出願に関してドイツ連邦共和国についての指定手数料が欧州
特許条約第79 条(2)に従って納付されているもの,及び国際出願に基づく正規の欧州特許出
願(欧州特許条約第153 条(2))であって,欧州特許条約第153 条(5)に規定された条件を満た
しているもの
3. 受理官庁に最初になされた特許協力条約に基づく国際出願であって,その出願についてド
イツ特許庁が指定官庁であるもの

注意点:EPCおよびドイツ特許法においても先の出願の内容は進歩性の判断の対象とはなりません(EPC56条、ドイツ特許法4条参照)。

**日本特許法第29条の2との相違点**
・日本特許法第29条の2は発明者又は出願人が同一である場合には、適用が除外されるのに対し、EPC54条(3)およびドイツ特許法第3条(2)ではこのような適用除外がありません。すなわち、発明者又は出願人が同一である場合にも、適用されます。
・日本特許法第29条の2では、同一性の判断が新規性のそれよりも判断よりも緩いのに対し(例えば相違点が課題解決の為の具体的手段における微差である場合は同一とみなされる)、EPC54条(3)およびドイツ特許法3条(2)における同一性の判断は、新規性のそれと同じです。 にほんブログ村 経営ブログ 法務・知財へ
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500ユーロ未満: 14.9%
500~1000ユーロ 14.9%
1000~1500ユーロ 20.5%
1500~2000ユーロ 19.2%
2000~3000ユーロ 14.1%
3000~4000ユーロ 4.3%
4000ユーロ超: 2.7%
無回答: 9.4%

上記データは2008年のものです。ドイツでは給与上昇率がインフレーションに合わせて年間2%ほどになるので、現在では、中央値は当該データよりも高くなっていると思われます。

<参考サイト:http://de.statista.com/statistik/daten/studie/179897/umfrage/hoehe-des-nettoverdienstes-im-letzten-monat/> にほんブログ村 経営ブログ 法務・知財へ
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